自動車保険の自賠責保険には適応されないケースがあります。それは加害者によって発生してしまった場合。信号無視、センターライン(道路の真ん中の白い線)を越えてしまった上での事故、加害者の不注意による追突事故が代表的な例です。余所見運転、電話をしながらの運転をしていたりするのはその時点で大きな過失がある為、例えそれが引き金で事故を起こしてしまってもそれは自動車保険の対象にはならないのです。
自動車保険の当座の支払いは、あくまで保険を契約した本人を第一に考えています。搭乗者傷害保険も人身傷害保険も原則は被保険者を補償し、ついでと言っては何ですが、たまたま同じ車に乗り合わせた人たちを補償しようというものです。ただ、人身傷害保険は契約車に搭乗中でない本人及びその家族も守るというのがあります。ちなみにこの人身傷害保険、契約車に搭乗しているときのみに効くようにして、掛け金を下げることができます。
自動車保険の強制保険は最低限とはいえ、人に対しての補償をしてくれる大変ありがたい制度です。事故を起こした際、被害者だけでなく、加害者の困窮をまぬがれることができるからです。ただ、自動車保険の強制保険は、被害者を助けるものだと思っておいてください。物損事故や、怪我人のいない事故で運転手が金銭的な補償を受けたいと考えるならば、自動車保険の任意保険に入っておかないといけませんよ。
自動車保険には、法律で加入が義務づけられている自賠責保険があります。強制保険ともいわれ、正式には自動車損害賠償責任保険といいます。自動車保険の自賠責保険は、被害者の最低限の補償を確保することを目的としています。損害賠償は、対人賠償のみとなりますので、車の修理代はもちろん、事故により塀や店舗を壊した場合対物賠償がないので、保険金が支払われることはありません。そして被害者死亡の場合で補償金の最高額は3,000万円、後遺障害の最高は4,000万円、ケガによる傷害の場合120万円までと決められています。裁判で賠償額が、何億にもなった場合でもこれ以上に支払われることはありません。また複数の被害者が発生した場合にも金額が変わることはありません。
自動車保険の加入率85%を元にするとそのうちの15%は自動車保険に加入していないということになります。入っていてもそれは自賠責保険だけです。しかし、日本だけで月に平均500人前後の方が交通事故によって亡くなり、その発生数は約100,000件近くに上ります。更に恐ろしい事にその約100,000件近い発生事故に巻き込まれてしまったドライバーを含める負傷者は約1,100,000人近く。こんな事が一年間の間に起こってしまっているのが現実です。